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Ⅱ 介護支援ボランティアとは

8 ボランティアのありようを考えよう

ボランティアを気軽にはじめてみたものの、いざはじめてみると、思わぬ厄介なことにぶつかったり、善意や親切な気持ちでやっているのに、かえって迷惑がられたり怒られたり、割に合わないことが起こってくるものです。

こうした時にボランティアを続けていくためには、その活動に社会的な意味を見出せるかどうかということがポイントになってきます。

そして、お互いに気持ちよく、楽しい時間を過ごすためには、常に自分自身の活動を振り返ることが重要です。

そこで、ボランティア活動に対する「気になる事項」を多くの人に伺って、その中からボランティアのありようを考えるヒントになる事項を取りまとめた「嫌われボランティア10項目」をご紹介しますので、ご自身の今後の活動の参考にしてください。



嫌われボランティア10項目

やってやる!ボランティア
無償でやってやるのだからという態度をとって、相手の誇りを傷つける。ボランティアを受ける方が、希望などを出したりすると、「ボランティアやってあげているのに、そんなこというなら、やってあげない」などという。自分を相手の立場に置き換えて、考えてみましょう。相手が必要としていることを援助するのが、生きたボランティア活動です。
特権ボランティア
「私はボランティアなんだ」と、特権意識を持っている人。会合などで、自分を中心に据えないと不満を持つ人がいませんか。
私中心主義
相手のことより、自分の都合や自分の生き方、活動の興味や価値観を中心に行動する。ボランティアなんだからといって、相手の迷惑を考えない。
私たちは単なる助っ人
ボランティアセンターや社会福祉協議会などの団体から頼まれたからする、といって自分で考えようとしない。ボランティア活動を「する、しない」の意思決定は、本人にあることを忘れずに。
好きなことを好きなときに、好きなように
自主性の意味を取り違えて、相手の迷惑を考えない。「ボランティアはあてにならない」「ボランティアは無責任」などといわれることになる。相手の迷惑を考えるのは、ボランティアだからということではなく、社会人としての常識として持ちたいもの。
こだわりボランティア
ボランタリズムをことさら神聖化して、「ボランティアは無償であるべき」というように、自分のボランティア観を他の人にも求めたり、強制したりする。また、住民参加型の福祉サービスなどの互酬性の活動を行っている人を非難したり、軽蔑したりする人がいます。
ボランティア活動をする人には、交通費や食費などの諸経費まで自分で負担してはできないという人もあり、活動を推進するために、これらを団体で負担するところもあります。多くの人が参加できる、ボランティア活動のあり方を考えてみてはどうでしょう。
善意押しつけボランティア
相手の気持ちも無視して、「せっかくやってあげるのに、感謝もしない」といったりする。相手が負担になっているようだったら、どんなに良いことと思っても、押しつけないことです。
あわれみボランティア
障害を持っている人や子どもへのかかわりなどで、一方的に「おかわいそうに」とあわれみをかける。このことが、相手を傷つけていることに気づかない。
批判ボランティア
老人ホームなどへはじめて行って、事情を理解することもなく勝手に批判する。また、「すぐに行政は何しているの?」、などと行政批判をしたりする。あるいは、一緒に活動している仲間の悪口をいいふらす。
脅迫ボランティア
「そんなこというなら、ボランティアなんかやりたくない」とすぐいう人。また、ボスになって、気にいらないと「わたしはやめる」という人です。
これからボランティア活動をしようと思っている人に、知っておいてほしい心構えです。
出典:60歳からのいきいきボランティア(日本加除出版)編著髙橋陽子一部改変

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介護支援ボランティアをしたい

Ⅰ.介護支援ボランティア紹介
  1. 介護支援ボランティア紹介
Ⅱ.介護支援ボランティアとは
  1. 介護支援ボランティアの目的とは
  2. なぜ、介護支援ボランティアなのか
  3. ボランティアの語源
  4. ボランティアの基本原則
  5. ボランティアを始めるにあたって
  6. ボランティアをする際の心構え
  7. 活動当日の留意点とは
  8. ボランティアのありようを考えよう
  9. 認知症を理解しよう
Ⅲ.横浜市のシニアボランティアポイント制度紹介
  1. 横浜市の制度概要
  2. ボランティアの対象者
  3. 活動の場所など
  4. 活動の内容
  5. ポイントについて
  6. ボランティア研修
  7. よくある質問と回答