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人は誰でも、自分の人生に迷ったときに読む本があります。

今回、ご紹介する名言は、松下幸之助の「道」です。松下幸之助氏は、1894 年〈明治27 年〉和歌山県に生まれ、松下電器産業(現・パナソニック)を一代で築き上げた日本を代表する経営者で、「経営の神様」とも称されています。

人生を一本の道にたとえて、「休まず歩き続けることで、新たな道がひらける」というメッセージは、人生に悩んだ時に私たちの心に響くことばです。


『道をひらく』(PHP研究所)より
松下幸之助

自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道 かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度 と歩めぬかけがえのないこの道。広い時もある。せまい時もある。のぼ りもあればくだりもある。坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗 する時もある。

この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。なぐ さめを求めたくなる時もあろう。しかし、所詮はこの道しかないのでは ないか。

あきらめろと言うのではない。いま立っているこの道、いま歩んでい るこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。自分だけしか歩 めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのない この道ではないか。

他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はす こしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定 め、懸命に歩まねばならぬ。

それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新た な道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。

メッセージ
元気になる言葉